「完璧を求める心理」を読んでみて
Apr 29, 2023
とりあえず面白かった。
自分は完璧主義のところがあるのかもしれないと思いながら最後まで読んでいた。
自分がと言うよりも周りの人で完璧を目指している人がいるなーと思ったのが読み始めたきっかけ。でも読みすすめるうちに自分も考えてみると完璧主義の傾向があるなと思い始めた。
そもそも完璧主義者とは本書では以下のように定義されていた。
過度に完璧を求めるパーソナリティあるいは認知傾向
そして完璧主義には3種類あるとも説明されている。
- 自己志向的完璧主義(自分に完璧を求める)
- 他者志向的完璧主義(自分から他者に完璧を求める)
- 社会規定的完璧主義(自分が他者から完璧を求められていると認知する)
この中だと自己と他者が当てはまると思った。
本書では完璧主義ではなく完璧志向を目指して切り替えることを推奨している。
完璧志向とは以下のように説明されていた。
完璧とは理想であり、現実期には完璧に近づくことをよしとする。
ある限定されたことを対象にして完璧を求める
完璧主義と完璧志向の完璧の構成要素の違いは以下らしくなるほどと思った。
■完璧主義
- 高すぎる目標の設定
- 厳しすぎる自己評価と自己批判
- 失敗恐怖
- 強すぎる評価懸念
■完璧志向
- 理にかなった高い目標の設定
- しっかりした自己評価と自己強化(褒める・励ます)
- 失敗を恐れないこと(挑戦的姿勢)
- 他者の否定的な評価をあまり気にしないこと
他人に完璧を求めすぎるとプレッシャーを与えてしまうので、他人に完璧を求めすぎるのはよくないとは分かっていた。ただ、自分にも完璧を求めすぎるとできなかったという感情がたまり続けるのでよくないのだろう。それによってやる気が出なくなったり、手を付けるのが遅くなったり、提出物が遅くなったりしてしまうのだと感じた。
少しずつでも完璧志向に切り替えていくことを考えてみようと思う。
- 自分のことを少し考えるきっかけになった
- 完璧主義傾向を測ってみるための尺度が載っていたの試してみる
- 強みとしては残せるように完璧志向を目指してみたい